無気力生活 (ノ ´ω`)ノ ~゜

脱力系エンジニア。てきとーに生きてます。

エンジニアの知的生産術を読んで-3章「記憶を鍛えるには」

仕事が佳境に入り、それなりに疲れてますこんばんわ_(:3」∠)_
いやー、忙しくなると体力気力の回復を優先させるあまり、こちら放置気味になりますね。気力回復のためにSteamに手を出して時間溶かされたりしてました。睡眠時間(´・ω・`)

store.steampowered.com



さて、エンジニアの知的生産術の4回めですが、今日は3章です。「記憶を鍛えるには」
読んだ本を理解し、覚えていくことに注目して読んでいきたいと思います。丁度全体の半分くらい読んだところなので、正しく記憶に定着させる方法を理解しましょう。

この記事から記事中にリンク記載しております。後から内容を見返すときにあったほうが便利そうなので。過去記事も一通り回ったら反映します。
しかし、これ都度書くのめんどいですね(´・ω・`)定型文の埋込とか標準機能だとできそうにないし。そろそろ自前でブログ環境整えるの考えるタイミングかもしれません。

この本の読書メモ一覧

この章での学び

反復を繰り返して、記憶の強度を上げていく

よく何かを覚えるとき、反復して継続しましょう、とはよく言われます。実際それでモノを記憶してきた方は多いハズ。 本章では、人が記憶を定着させるとき脳で何が行われているか?が冒頭で説明されます。説明が長くなるので具体的な話は本書を読んでいただくとして。

ご存知の方も多いですが、人の記憶は海馬というところで長期記憶化されると言われています。
この説明の際に、海馬を無くした人の話が語られます。海馬を取り除いた後、数日以上維持する記憶を作ることはできなかったのですが、それ以外の短期間の記憶や、会話や日常生活をすることは支障なく、幼少期といった過去の記憶も維持できていた。また、ある形をなぞるといった、日常動作の延長である技能の習得も徐々に可能となりました。
海馬とはつまり「未経験のことを新しく長期記憶に定着させる」器官であると言えます。

さてこの海馬、記憶の仕方にいくつか段階をもっているようです。まず2時間の短時間だけ定着する「前期長期増強」、28時間の中期だけ定着する「後期長期増強」、それ以降の記憶、といった3段階あるそうです。
2時間から28時間への定着には4回の刺激をもって移行するようです。脳が刺激を受けるたびにニューロンが活性化し受容体が増えることで、刺激のたびに次の記憶に使われる回路が形成されていく。そういったイメージに読み取れました。

繰り返し使うことで強くなっていく。まずは短い記憶から始めて、学びを繰り返し定着させる。これが学びの最初の一歩ですね・

銘記と想起、インプットとアウトプットを考える

記憶の定着の仕組みは理解しました。次に重要になるのはこの記憶、もっと効率的に定着できないか?に観点が当たるわけですね。

普通、記憶させると考えて実践するのはインプットです。同じ知識を何度も覚えさせようとしますよね。しかしこれだけだと効率はよくないそう。脳に「順化」と呼ばれる仕組みがあり、似たような情報が繰り返し入ってくると刺激が弱くなるそうで(´・ω・`)脳の情報処理量を軽減させるための防御機構か何かなんですかね?
うーん、単に同じ情報を取り入れるだけでは効率はよくなさそうです。ではどうすれば効率的にいけるのか?

これもよく聞く話なので実践している方も多くいるかと思いますが、インプットと平行してアウトプットするとより効率的に記憶を鍛えられるとのこと。インプットを記憶とすることを「銘記」、アウトプットできるようになることを「想起」と呼びます。
前段で、記憶の定着には繰り返しの刺激が有効であることを書きました。長期増強には複数回の刺激で回路を構成していくと。これはインプットだけでなくアウトプットでも発生します。

これが活用されているのが、みなさまお馴染み定期試験。テストですね。本章では小学生に対する学力試験の実験の記録があります。教科書を読んだ28日目に1回だけテストをするケース、教科書を読んだ14日めに1度目のテストをして28日目に2回めのテストをするケース。 ともに最初に教科書を読んだきり復習させない前提のケースだそうです。この実験の結果、2回テストをしたケースのほうが成績が良くなりました。つまりアウトプットだけでも記憶は強化されるということが言えます。

これを利用したのが「ライトナーシステム」という学習法だそうです。いわゆる表問題裏解答の単語カードを使ったものですが、これにいつ復習するか?の期間として1日、3日、7日、1ヶ月と徐々に長くする。新しく作ったカードを1日目の箱にいれ、正解するたびに後の期間に入れていくやり方。
忘れ始めたときに復習すると定着させやすい。その考えを活かした勉強法ですね。

この章で感じたこと

これまでの個人の学びから、反復学習が有効であることは理解していましたが、これまで人に説明するための言語化がうまくできていませんでした。 この本を読むことでようやく腑に落ちた感があります( ・`ω・´)これで人にも説明しやすくなるかも。

他にも「知識を構造化する20のルール」といった興味深い話だったり、機械学習に絡めた話もありました。他の章に負けない濃い内容ですね。。。

さて、残り3章まできました。次はそうだなぁ...まだ一章読んでないので次は「新しいことを学ぶには」。この章を読んでいきたいと思います。