無気力生活 (ノ ´ω`)ノ ~゜

脱力系エンジニア。てきとーに生きてます。

エンジニアの知的生産術を読んで その1

実は日頃そこそこ本読んでます。月1-2冊くらいで技術書中心に読んでます。
これまであまり読んだ本の感想を書くことはなかったのですが、インプットだけではどうも記憶の定着が悪くてですね(´・ω・`)
きちんと言語化して理解していきましょう、ということで書いていきます。

さて、今回は「エンジニアの知的生産術」

gihyo.jp


最近発売されたばかりの本で、どう学ぶか、何を学ぶか、に焦点を当てた技術書ですね。 偶然、書店通りがかったら目についたので買ってみました。

今回この本で期待する学びはこんな感じです。 全部読んだあとに振り返りをしてきちんと学びを得たか?を考えるために最初に得たい学びを定義しています。

  1. 素早く効率よく知識を得る方法はなにか知る。
  2. アウトプットを習慣化するためにやるべきこと。
  3. 今後自分がどうしていくか考えるための学び方を知る。

今日はまず7章の「何を学ぶかを決めるには」を読んで考えたことについて書きます。 得たい学びの、3に該当しそうな話しがありそうですね。

この章での学び

何を学ぶことが正しいのか?

この章では、「卓越」という言葉が多く出てきます。 卓越。そのとおり他より抜きん出て優れていることを示します。

kotobank.jp

エンジニアで言えば、他の人が真似できないような技術的な能力を「卓越」として良さそうです。
本書では、卓越について以下の2つを重要だと書いていました。

  • 卓越した専門家には、その能力に対する情報がどんどん集まってくる
    情報が集まる→知識習得のサイクルに乗りやすくなる→より知識増え情報が更に集まってくる、の学びの良い習慣が生まれるそう。
  • 卓越するためには、まず所属している組織の中での卓越を目指す
    矛盾しているかもしれませんが、卓越がさらなる情報を生み出していく以上、まず他の人より抜きん出た知識を得て「専門家」になること。 成長の機会を得てから、更に卓越を目指していく方が効率的

つまりは、「学ぶこと」、とは、「卓越の状態を作り続けること」と言えそうです。知識を得て、その知識をもって機会を作り、機会を生かして経験を積み、そして経験がまた知識となる。この繰り返しを実践し、サイクルを回していくことで学びに繋げる。 それこそが「何を学ぶか?」に繋がっていくと感じています。


ただ、我々普通の人からしてみれば、最初の卓越の段階を作るのが大変そうですね(´・ω・`) オンライン上にいる、技術的にすごい人々を見る。とてもじゃないですが彼らと同じ知識を追い続けるのはとても難しいです。 できてたらとっくにすごい人になれてますよ、ええ。

知識の差別化戦略

我々普通の人が取れる方法は2つあります。

  1. 幅広い知識を身に着けて、すごい人同士をつなぐハブになる
  2. 複数の知識を組み合わせて、相乗効果を生む

1つの知識に特化していくのではなく、幅広く学ぶ。突出はせずともある分野の知識を得ていることで、ある分野のすごい人とすごい人同士を繋げることができます。

例えの例としてですが、A.ビジネス側の知識があるエンジニア、B.ないエンジニア。会社としてより多くの利益を生み出してくれそうなのはどちらのエンジニアでしょう? 当然、Aのエンジニアです。なぜならビジネス側の知識があることで、彼らが何をしようとしているか理解することができ、その目的に沿った動き方ができるからですね。

仕事をしていく上で大切なのは、個々の多様性とチームワークです。すごい人がいたとしてもチームがそれを理解できなければ価値に繋がりません。 すごい人を「すごい」と認識するためには、そのすごい人と同じ知識を多少は理解しておくことが必要になります。知らないことは理解できない、人間だもの。

1つの知識を極めて卓越するのか、幅広い知識を身につけて情報のパイプ役として卓越するのか。 自身が得意な点を見つけて伸ばしていく。そのために「何を学ぶことが正しいのか」常に、考えて生きていきたいですね。

この章で感じたこと

正直、これは新人の人に読んでもらいたい内容でした。
これから本格的に仕事していくにあたり、将来自分がどうなっていたいのか?のイメージを持つことは非常に大切です。 将来の成長イメージが湧かないと、目指すべき方向が定まりません。迷走してなんとなく日常を生きていくより、日頃から将来の自分のイメージを追っていった方がより深い学びに繋がると思います。

今日自分が紹介した内容はわずかなので、将来の自分のイメージが湧いてない人、他の人には負けない点がわからない人は、一度本書をお手に取ると得られるものは大きいはず。そう感じました。



さて、残りの6章ですね。今日触れなかったところにも良いことが書かれているので、少しづつ読みすすめて学びにしていきたいと思います。