無気力生活 (ノ ´ω`)ノ ~゜

脱力系エンジニア。てきとーに生きてます。

エンジニアの知的生産術を読んで その2

さて、前回からの続きです。今日は4章の「効率的に読むには」です。
とその前に、今回の読書スタイルについて説明しておこかと。

第1回め、6章から読み始めました。で今回は4章。
なぜこんな読み方をしているかというと、非常に単純な話で、

最初から読むと通読したくなるので、あえてバラバラに読んでます(´・ω・`)読むことに集中しちゃって理解することがおざなりになりがちなので、が理由になりますね。これは癖を抑えるためのやり方であって、人によっては悪くなることもあるかもしれません。

ということで内容へ。

この章での学び

読む目的を忘れない

「なぜ本を読むのか?」の目的をはっきりしておきましょう。

目的なく本を読んでも頭に入りません。なぜ読むのか?どういう結果を得たいのかをイメージしておけば、自身の知りたい内容に気づきやすくなります。逆に意識しないと読み飛ばしたり_(:3 」∠)_

情報を得るには読むだけではダメで、必ず情報を組み立てて取り込むことが必要になります。人は書いてある文章を直接取り込むのではなく、一度自分が理解しやすいモデルに落とし込んだ後に取り込まれます。効率よく知識を得るには、この情報を組立てて取り込む速度を上げていくことが必要になります。

経験ある人も多いかと思うのですが、関連する前提知識があるとその分取り込みの速度にプラス補正がかかります。すでに自身の中でモデル化されたものがあるので、理解しやすいということですね。逆に前提知識がない本だとモデル化されていないので取り込むのに時間がかかります。

このような場合、まずは本の全体を軽く見て、雰囲気を理解してから詳細を読み始めた方がよさそうすね。先に慣れておいてモデル化しやすい状態を作る。 本に書かれていることが一字一句大切なケースはあまり多くないと感じていて、多くが重要な部分を説明する前準備で用いられる内容になっているように思います。闇雲に読み進めるのではなく、

重要ポイント探す → その重要ポイント周辺を読んで理解

のほうがより効率的でしょうか。

自分はよく見出しを見て重要ポイントか判断しています。本書でも言及がありましたが、執筆者は見出しの構成などかなり気を使って選んでいるそうです。
つまり、見出しをみることで本の内容がだいたい分かる。物によっては見出しにそこまで気を使っていない本もあるらしいのですが、一旦この基準で読むべき場所を選ぶと良いかもしれません。

まずはその本への慣れを作る。その後詳細を読み込みモデル化して、取り込む。理解を早めるために必要なことだと思いました。

早い読書、遅い読書

多くの情報を取り込むには、早く読み理解する量を増やすことで実現できます。
ただし、本の種類によっては時間をかけてでもしっかり読み込むことが必要なものもあります。

忘れてはいけないのは、本を早く多く読むことではありません。早く効率的に理解することが大事なのです。 読む速度が遅くとも、理解に繋がっていれば良し。早く読んでも理解に繋がらなければ意味は薄いです。

例えば、哲学書といった”読み手が自身で思考しなければならない”ものは、遅くともしっかり理解することが大切なジャンルです。 また、数学書。これは前段の内容を理解しないまま読み進めても理解できないまま終わる最たる例だと考えます。

私は中学生くらいの頃に数学をあんまり理解しないまま進んでしまい、結局ずーっと苦手なままで来てしまいました。フワッとした理解だと新たな学びを得るために必要な知識が抑えられておらず、「なぜこうなるかわからん」まま進んでしまうんですよね。 またどこかのタイミングでしっかり読み直す時間を作りたいと思ってます。やらねば(`・ω・´)

それはそれとして、数学書のような理解の積み重ねが大切な本は必ず頭から通して理解するべきです。

ただしこの頭からしっかり読む読み方、本が間違っていたときはかなり致命的になります。読んだ本が間違っている=正しい理解を得られていない、です。
「遅い読書」を要求される本は、本を選び方も重要になってしまいそうですね。

情報のモデル化を素早く行うには

ここまで、本を読んで、情報をモデル化して、取り込む。この一連の流れを理解しました。次は、この「モデル化」をいかに素早くやるかについての話です。

一番効率が良いのは「人に教える」こと。よく言われますよね、これ。

なぜ人に教えるのが効率が良いかというと、他人に理解してもらうためには自分の言葉で説明する必要があるからです。自分の言葉で説明する時点で情報のモデル化は済んでいます。でないと言語化できないので。

なので、本を理解したかどうかを知るのに、人に教えられるだけ噛み砕けれているか?を意識すれば理解の状態がわかるのではないかと思いました。教えられる=理解している、です(`・ω・´)

この章で感じたこと

この章には、他にも効率よく本を読むためのノウハウが多く掲載されています。さすがにここで全部紹介するわけにも行かないのでそのへん端折りましたが、実際に読んでみると発見は多いかと思っています。

個人的には、本を理解するとはなにか?、という観点で見れるようになったので、大きな収穫があったと感じております。



さて、次は2章の「やる気を出すには?」を読みたいと思います(`・ω・´)ゞ

これまた重要な章になりそうな予感がしますね。がんばります。