無気力生活 (ノ ´ω`)ノ ~゜

脱力系エンジニア。てきとーに生きてます。

エンジニアの知的生産術を読んで その3

さて、前回に続いて3回目です。今回は2章「やる気を出すには?」

みなさん、やる気出せますか?自分はわりと出せません_(:3」∠)_
ゴールや、やるべきことが明確になっている仕事ならともかく、個人開発するとか直接生存が結びつかないタスクはすぐ止まりがちになります。

なんででしょうねー。結構やりたいことがあって動かないといけなのですが、ついついダラダラしちゃうんですよね(´・ω・`)困りある。

そういった前提をもった上で、やる気の出し方を学びたいと思います。 ということで早速内容へ。

この章での学び

タスクに忙殺されると終わりが見えない

本章は12000人以上の調査をもとに書かれている話だそうです。やる気の出ない理由。 その65%を占めているのが、「タスクを一つに絞れていない」ということ。

やるべきタスクが多くあると、その時何をするべきか判断する作業が必要になります。作業自体というより、この「判断」の割り込みが入ってくることが、個人的にはやる気の出ない要因かと感じています。

いくつか思う理由はあります。一番大きな理由として、マーケティングかじってる人は聞いたことがあろう、ジャム売り場の話があります。

wired.jp

この話では、選ぶ商品の選択肢が多いことで人の購入意欲を減退させることが言われています。購入するものを1つ選ぶとすると、他の多くの選択肢と見比べて「この選択が最良である」ことを判断することが要求されます。それなりに頭を使う作業ですね。

タスクに関しても同じことが言えて、やるべきことが多いと何をやるべきか判断しないと着手できません。ただし選択をするにもエネルギーを使う。

人間誰しも無駄に疲れることはやりたくないので、選択自体もズルズルと後回しになる。結果やる気の起きない状況が生まれてしまう。それがやる気のでない大きな要素ではないかと考えています。

本章でもこの話に触れられています。どのような判断軸を持って選択を楽にできるようにするか、以下の方法が紹介されています

  • やるべき全体像をまず押さえる
  • やるべきことをすべて集約し、そこから不要なものを切り分けて処理する
  • 今日やるべきことに集中させる
  • タスクを行うことによって得られるメリットに価値があるか考える
  • 無理に優先度をつけなくてもいい

個人的に面白いと感じたのは、「無理に優先度をつけなくてもいい」というところですね。その時点では優先度がつけられないが、振り返って観察することで徐々に優先度がつけられるようになる。
やるべきことはあくまでタスクを進めることであって、優先度を決めることではないということは理解できます。
まずは1日の単位でできることを絞って、優先度が高いものからやっつけていく。この繰り返しのあとに本来やるべき価値あることを事前に計画できるようにばればOK。

シンプルでとてもわかりやすいですね( ・`ω・´)

1つのタスクのやる気をだす

これまではタスクの優先度を決めることにフォーカスしてましたが、ここでは、「1つのタスクに対してやる気をどう出すか」について書かれています。

1つでもやる気が出ないタスク、それはやることが多く時間がかかるタスクが該当します。タスクが大きすぎてゴールが見えないことが腰を重くする要因だと、そう書かれています。

これを解決できる方法として、以下のことが提案されていました。

  • タスクを小さく区切って進める
  • 時間、もしくは量で区切ってみる
  • 人間の集中力が続く2時間をめどに、タスクが超えるか超えないかで区切る 例えば、学習などゴールが見えないものについては量で区切れないので時間で区切る

タイムボックス、ポモドーロ・テクニックについては本書を読む前に知っている人も多いかと思います。時間で区切るテクニックですね。特にポモドーロはタスクを25分間で分割する方法を取ります。

分割したタスクを順々にこなしていき、予定した25分間で終わったか振り返りながら作業感を理解していくやり方で、つまるところタスク進行のPDCAですね。
大きなタスクでも適切な大きさに切り分けて、定期的に完了状態を体験することでやる気の維持に繋げる。こうすることで腰が重い状態から脱出できる。

まずは細かくゴールを設定して、最終的に大きなタスクを倒しましょうという姿勢のやり方ですね。この辺個人目標とかその辺にも関わってくる大きな知見だと思います。

この章で感じたこと

今回も内容は盛り沢山ですね。書ききれない話も多くありました。このへんはぜひ実際に手を取って見ていただければと思います。
私個人としてはこの辺だけでお金払う価値ありました。よくタスクにまみれてやる気がでないことが多くありますので(´・ω・`)

著者の方がこの章に関する解説や研究資料を、本の公式ページに掲載する予定だそうです。もっと深く知りたい方はそちらも見ていただけるとよさそうですね。




さて、次は3章あたりでも読みましょうか。「記憶を鍛えるには」 。 1回から3回にかけて紹介しましたが一度読んだだけではなかなか記憶に定着しません。これまでの学びを改めて定着させるためにも3章を読み進めて理解しておくべきですね。

あと次も含めて4章分。まだまだ読み終わるの時間かかるとは思いますが一冊読み切れるように頑張ってみます。